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2015-09-20

植物から香りを採取する方法。


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植物には様々な香りを所持しており、違う植物は勿論、例えば同じ植物でも花や果実、葉っぱや茎、さらに根など違う部位によっても所持している香りは違っていきます。
さらに同じ植物の同じ部位だとしても、生息している地域や気候、土、国の違いによってもその香りは微妙に違ってくることも多いです。



そしてそれらの香りの成分は”分子”で出来た「物質」であり、目には見えないが大きさとしては約「分子量300」で構造の中には有機物を含んでいる「有機化合物」となります。
性質としては程度の違いがあれ、殆どある一定な「揮発性」があります。
また、その殆どは油にしか溶け込まない”油溶性”なため、化粧品やシャンプー、リンス、クリームや香水などに使用する場合は「アルコール」や「可溶化剤(界面活性剤)」に溶け込んで「水溶性」にしてから使用する必要があります。







基本的な香りの採取方法




1.圧搾法(あっさくほう)


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一番シンプルで分かり易い方法で、つまり「外力」によって植物のエキスを搾り取る事です。
この採取法を使用する多くの植物は蜜柑(みかん)やレモン、ライムや柚子(ゆず)などの「柑橘類(かんきつるい)」で、専門の機械が無くても家で簡単に行う事が出来ます。

*ガラスの瓶を用意し、そしてエキスを取りたい柑橘類を等分に切り、そして果肉(食べれる中身の部分)を取ったら「皮」を搾ってエキスを瓶に流します。
そして採取したエキスには香りの成分だけではなく、様々余分な脂肪や水分が含まれていますので冷蔵庫に入れて余分な脂肪を固くさせてからt雑質を濾過します。



100コの蜜柑(みかん)に約の5mlのエッセンシャルオイルを採取することが出来、昔は手作業で果皮を絞っていたので多くの時間と手間が掛かっていましたが、今では「ローラー」や「遠心分離器」などの機械によって手間を掛けなく簡単に採取出来ます。
また、「水蒸気蒸留法」と違い、”熱”を加えてないのでデリケートな成分を損なうこと無く非常に繊細な香りを保つことが出来ます。





2.水蒸気蒸留法


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蒸気圧の高い”高沸点”の化合物を沸点以下の温度で蒸留し出す方法で、最も一般的な香りの採取方法となります。
一見難しそうに見えますが、その原理は案外簡単で以下のステップになります。


1.香りを採取したい植物を「蒸留釜」に入れ、そして水を加熱して発生した熱い水蒸気によって植物から精油成分が遊離、気化し、(アロマオイル)を含んだ(水蒸気)を生み出します。


2.そして「冷却水」を通してその水蒸気を冷すとまだ液体に戻りますが、エッセンシャルオイル(精油)は油性で水に溶けなく、さらに水より軽いため(一部の精油は水より重く、その場合は水の下に沈みます)、最終的には「エッセンシャルオイル(精油)」と水溶性の芳香成分を含んだ「芳香蒸留水(フローラルウォーター)」に分かれて溜まることになります。


*この方法は比較的にコストが安く、安価な装置で行う事が出来ますが材料が”熱と水”に晒されてしまうので、繊細でデリケートな成分を含む精油が熱と水に反応して壊されてしまう欠点があります。




3.溶剤抽出法


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主に熱や圧力、水分などでは香りの成分(精油)が壊されてしまう繊細でデリケードな植物に使用する方法で、昔よく使用された油でアロマを採取する方法「油脂吸着法」に代わって使用され始めた方法です。


繊細でデリケードな香りの成分が壊されないことから”微妙で奥深い香り”を残す事が出来ますが、製造過程に「化学有機溶剤」がアロマに残る事があり、人によって場合にはアレルギーなど肌トラブルを起こしてしまう事もあります。
また、製造に多くの「化学薬品」や「有機溶剤」を使用しますので、使用し終わった後廃棄する時には空気や水など環境を汚染する事になります。


基本的な採取手順は以下のようになります。


1.香りの成分を含んでいる植物を芳香成分を溶け出せる「揮発性の有機溶剤(石油エーテル、ヘキサン、ベンゼン…など)」に浸かせます。

2.エッセンシャルオイル(精油)を十分に溶け出した溶剤を「加熱」して揮発性の溶剤を「揮発」させます。
  *この時芳香成分の他に植物に含まれでいた「ワックス」も一緒に溶かし出されます。

3.溶剤が揮発された後には「芳香成分を含んだワックス」が残り、このワックスは通常「コンクリート(凝香體、Concrete)」と呼ばれております。

4.このコンクリート(ワックス)を「アルコール」に浸けてワックスを除去し、最後には芳香成分のみ残した液体「アブソリュート(原精、Absolute)」になります。



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2015-05-06

かつて全中国に流行った持ち運べるボール型香炉ー「香球」


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遥か昔中国では様々な香文化が存在しており、()の時代の後も香の文化は発展し続け、そして()の時代では多くの人は日常生活であらゆる「」を取り入れて楽しむ程、「香」の文化は最盛期の発展を遂げていました。



そしてその後(清の末)になると、様々な内乱外患によって「香」の文化は段々と消え去り、現代では以前ほど広く認知されてる事がなくなりました。
しかし、完全に消え去った訳ではありません。
実は遥か昔全中国流行る程、多くの人に馴染まれたある””があり、そしてその””は今でも多くの売店工芸品店で販売され、伝統の香りを楽しむという多くの人の人気を獲得しています。



その””とは持ち運べるボール型香炉「香球」であります。





「香球」とは?



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ボールの形をしており、気軽に持ち運べるアクセサリーの様な香炉です。
球香炉」、「薰香球」なども呼ばれ、中身はお香を焚ける小さなお碗(香炉)があり、そしてどんなに転がしても、どんな角度になっても中のお碗(香炉)は水平に保ち、倒れる事はありません。


)や()、()の時代に中国各地で流行り、広く人気を獲得しておりました。
また、()の葛供という人の「西京雑記」の記載によりますと、()の時代には既にこの「香球」が発明され、そして発明したのは「房風」という職人の様です。



ただ一番最初は持ち運び用ではなく、寝室寝床香りを付ける事が出来、尚且つ転がってもお香が零れない様な香炉を作り出す為に発明されました。
いわゆう布団の中に入れて使う「臥褥香炉(がじょくこうろ)」(または:被中香炉)という香炉でした。



しかしその後、軽くて持ち運び易い上にどんなに転がしても中身のお香が零れない事から、段々とアクセサリーの様に腰元に吊るしたり、さらに髪に付けた小さいカツラに香球を入れて香りを楽しむ人が増える様になりました。



この様に、今では球形香炉となると「腰元に吊す事が出来る」物と「臥褥(閨房)」で使用する物の2種類に分けられており、値段が優しい物からなどで作られた高価な物まで、多く中国の売店や工芸品店で販売されています。


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2015-05-05

中国香文化の歴史と発展



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香木の「沈香」は多くの熱帯、亜熱帯圏の国々の熱帯多雨林で生産しており、そして国々によってその品質の分け方の様々ですね。
日本で「沈香」の最高級品は「伽羅(きゃら)」と呼ばれていますが、中国や台湾などの中華圏では「奇楠」、「奇南」、「伽楠」など呼ばれており、その品質を分ける基準も日本とは違います。







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「中国の香文化の発展」


中国で一番最初に「沈香」に関する記載があるのは(公元502—566年梁代)の陶弘景が記載した「名醫別録」で、「沈香」は”上品”というカテゴリーに分けられております。
そして()時代になると「沈香」を記載している書籍が多く出現する様になり、(の末)や(五代十国)時代になると「」の文化はさらに高度に発展を遂げます。



その後、()の時代になりますと質の良い沈香は「香中之王(香の中の王)」と呼ばれ、「香」の文化は最盛期の発展を遂げ、その時期ではもう既に日常生活の至る所に「香」の姿を見る事が出来ます。



そしてそれ以来「沈香」はさらに人々に珍重され、()の時代になるとさらに「一寸沉一寸金」と言われる程「沈香」は大変貴重な物となっていました。
しかし、(の末)になりますと、様々な内乱外患によって人々の生活は苦しみ、貧乏危難などによって、とても「香」を楽しめる余裕はありませんでした。
それによて、「香」の文化は徐々に消え去る様になり、人々の記憶から拭き消す事になりました。



ところで、近年では生活に余裕のある人が増え、さらに「中国の伝統文化を再び見直し重視しよう」という考え方が増えた事によって、「香」の文化を再び復活させようという動きが出始めています。



これから中国でも「」文化が再び重視される事によって、様々の伝統文化も改めて目にする事が出来る様ですね。



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2015-05-02

「香り袋」作り方


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アクセサリーになるだけではなく、香りも発する「香り袋」。
自分好みの可愛い模様をした布で作るとさらに楽しくなりますね。


かつて防虫剤として使用された「香り袋」


香り袋」は古く日本から伝わる「香料」の入った袋の事で、道具を使って加熱しなくても香りを発散しますので、手軽いに香りを楽しむ事が出来ます。
そして多くの場合、香料は(沈香白檀丁子竜脳)などを使用しており、白檀丁子には「防腐殺菌」効果があり、竜脳には「防虫」効果がありますので、昔では着物などの香り付けの他に、本や服の「防虫剤」にも使用していました。


そして現代でも香り袋は様々な種類があり、クローゼットに入れて衣服の芳香や防虫に使用したり、さらにに忍ばせて匂い消しをしたり、色々な使い道があります。





簡単の「香り袋」作り方


そんな香り袋には、やはり昔ながらの天然原料を使用した、伝統的な「日本の香り」を放つのを作りたいですね。
一見複雑そうに見えますが、実は案外簡単な”3ステップ”だけで作る事が出来ます。


材料:(白檀や沈香、丁子)など好みの香料の粉末 2g程
    
    5cmx4cm前後の(粉を入れるので、織目が細い物を選ぶ)
    
    袋の口を結ぶ
    
    綿


「ステップ1.」

香料の粉末を袋に入れる。


「ステップ2.」

粉が出ない様に、または見た目をよくする様に綿を入れる。


「ステップ3.」

紐で口を塞ぐように結ぶ。



天然素材で作られたもので、優しくて心地良い香りを楽しむ事が出来ますが、保存料などを加えていない分、直射日光高温多湿な環境を避け、約1年保存する事が出来ます。
使用する香料の種類や割合によって無限な香りを作り出せるので、自分好みの香りを作り出すのをお勧めします。


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2015-05-01

日本で最も有名の沈香「蘭奢待(らんじゃたい)」



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沈香」は古くから日本では珍重された物だけではなく、多くの権利者達の間でも奪い合いされた程の重宝でもあります。
そして様々な沈香の中で、一番有名なの奈良・東大寺正倉院に保管されてる「蘭奢待(らんじゃたい)」ですね。


「蘭奢待(らんじゃたい)」


多く「仏教」と伴に日本に伝わった香木や香炉、香嚢(こうのう)など香の資料を収納している「東大寺正倉院」に収蔵されている香木で、”天下第一名香”と謳われる程の珍寶です。
「長さ156cm、重さ11.6kg」という巨大な錐形香原木であり、その成分から沈香の最高品「伽羅(きゃら)」に分類されます。


「伽羅(きゃら)」とは?→


歴代の天皇将軍は手柄のある者にこの香木を切り取って与えていた為、天平勝宝8年(756)に光明皇太后東大寺に献上した当時は約13㎏もありましたが、今は重さ11.6kgしか残りません。
そして今でも香木には当時切り取ったが残っています。


この名香を貰った人は「足利 義政(あしかが よしまさ)」や「織田 信長(おだ のぶなが)」、そして「明治天皇」もいます。


この香木が何故「蘭奢待(らんじゃたい)」と呼ばれるのかはっきりとした理由は分かりません。
ただ、の字は「」、の字は「」、の字は「」という字が隠されている為、この香木は「東大寺」とも呼ばれています。


なお、この香木の由来に関しては「中国からの献上品」とか、「弘法大師(こうぼうだいし)が中国から持ち帰った物」とか、説は色々ありますが、はっきりとした説は分かりません


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