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2015-05-09

「紅土沈香」、「黄土沈香」、「黒土沈香」とは?-➂



②から続く→




3.「黒土沈香」


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湿っている黒い土の中に埋もれており、その多くの場所はベトナム南部の「沼地」となります。
表面の色がければ黒い程その香りサッパリになりすので、「黒土沈香」は清涼感のある香りで人気があります。
様々な沈香の中で最も清涼感があると言われおり、時には「黒奇南」と判別される事もすくなくありません。


また、産出量少なく、サッパリした香りの中に僅かの甘さが混ざっているとも言われています。


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2015-05-09

「紅土沈香」、「黄土沈香」、「黒土沈香」とは?-②



①から続く→



2.「黄土沈香」


多くはベトナム中部の「芽荘(NhaTrang)」という場所で、土地が乾燥して多くのが散らばってる黄土山から産出しています。
そしてその本体も黄土色をしていますので、「黄土沈香」と呼ばれています。
品質としては3段階に分ける事が出来、1級、2級、3級の順に並べるになります。





(3級の黄土沈香)


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品質の一番低い3級は「黄土片」と言われ、また古い昔では「黄熟香」、「速香」とも呼ばれています。
それらの殆どは木から離れて死亡した木材を砕いた物や、樹脂を多く含んた腐敗していない樹皮となります。
一番大いサイズだと約親指くらいの大きさがあり、また、”不純物”が多く含まれておりますので、香道での鑑賞としては使用される事はありません
しかし線香などに加えて焚く甘い香りをし、まるで”サトウキビ”を焼いた様な甘たるい香りが漂います。
ただし直接に焼くと、まるで溝水やカビ布団の様な嫌な臭いがします。





(2級の黄土沈香)


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2級の物は大きな腐木の様な見た目をしており、大きさは約1つの拳や平手になります。
そしてさらに大きい場合は約10キロを軽く超える事もあります。


通常この様な黄土沈香重さでその価値を決め、香りは必ずしも良いのではないですが、通常その形が大きければ大きい程、色々な香りが含まれている事になります。
さらに質感柔らかく、完全に乾燥すると少しの衝撃を与えただけで粉状になります。
この様に形の大きい「2級黄土沈香」を購入する際、その「香り」、「密度」、「重さ」などの要素が全て値段が変わってきます。




(1級の黄土沈香)


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最高級黄土沈香は「越南黄油(ベトナムの黄油)」とも呼ばれ、油分多く香り芳香で、何より密度高い
これらは「2級黄土沈香」の中から選び抜いた物で、品質高く、その為値段高価です。




➂へ続く→
2015-05-09

「紅土沈香」、「黄土沈香」、「黒土沈香」とは?-①


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ベトナムの田舎地域


日本で沈香の最高級品は「伽羅(きゃら)」と呼ばれますが、中国台湾では「奇南(または:伽南、奇楠)」と呼ばれ、その中でさらに「」、「質感」、「産地(埋もれた土)」によって上下分ける事が出来ます。



*奇南を「色」、「質感」によって分けるには→



また、ベトナムでは多く最高品質の沈香「奇南」を産出しますが、その他に「奇南」では無いけど品質は多くの奇南負けない程、香りも良い沈香があります。
そしてそれらの沈香は、「産地(埋もれた土)」で分類する事が出来ます。
特に「産地(埋もれた土)」によってその香りも大きく違ってきますので、香木を購入する際に十分に気を付けなければなりません。



ベトナム産の奇南ではない沈香を「産地(埋もれた土)」によって分類すると、大まがいに「紅土沈香」、「黄土沈香」、「黒土沈香」の3つに分類する事が出来ます。






1.「紅土沈香」

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ベトナムの「紅土区(赤い土の地域)」の森に、そこの土の中から産出した沈香であります。
色は赤褐色で腐敗した表面を削ると、中身の木心紫褐色(しかっしょく) になります。
香りは非常に強烈濃厚甘さの中に僅かの辛さが混り、また、少し杏仁の様な香りをしますので、香りのはかなり豊富です。



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一度の産出量は大きくても約1つ腕の大きさなので、通常山羊の1つ角の様な小さいサイズでもかなり高価になります。
そして削り落とした腐敗の表面でも十分な芳香を漂う事になりますので同じく利用価値があり、また、サイズが大きければ大きい程、品質高くなります。




そして、ベトナム紅土沉香を産出する人気な場所はベトナム中部の「芽荘(NhaTrang)」と「富森(Phu Son)」になります。
特に「富森(Phu Son)」で産出した物は、その価値は高級「奇南」に劣れず程高価で、沈香の極品とも言われています。
また、その甘く香り濃厚、「芽荘(NhaTrang)」で産出した物と比べると余りサッパリした清涼感はありませんが、どちらかと言うと濃厚のミルキーの様な感じになります。
香りの変化の順としては「苦み」の後に「酸っぱさ」が湧き、そして長い濃厚な「甘さ」を感じる事になります。



②へ続く→



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2015-05-06

中国や台湾での沈香高級品(奇南)の分類方法。



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中国では沈香の最高級品は「奇南(または:伽南、奇楠)」と呼ばれ、その品質の分ける基準もちょっと日本と違う様です。
かつではインド一番最初に沈香を輸出した国であり、さらに最大沈香の輸出国であったが、現在はワシントン条約の規制下によって以前ほど輸出しなくなりました。



そして現在世界中で最も重要沈香の産地は「ベトナム」と「インドネシア」であり、また、その中で最高品質の沈香(伽羅)を一番多く産出している国は「ベトナム」になります。






中国や台湾での沈香の最高級品「奇南」の品質分け方


中国や台湾での沈香の殆どは「ベトナム」と「インドネシア」から輸入した物であり、その中でベトナム産の最高品質の物が「奇南(または:伽南、奇楠)」と呼ばれています。
*(奇南という言葉は、ベトナム産の一部高品質の沈香に使われますが、インドネシア産沈香には用いません)。


しかし、最高品質「奇南」の中でさらに上下に分類され、その基準は「」と「質感」、さらに「産地(埋もれた土)」から見分ける事になります。
そして、「」と「質感」から見分けると、大まがいに「白奇南」、「青奇南(または:緑奇南)」、「黄奇南」、「黒奇南」の4つに分類されます。




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1.「白奇南」:一番少なく、多くの人に「その噂は聞いた事はあるが、姿は見た事が無い!」と言われている程、幻の最高級沈香です。
そしてその香りも一番独特だと言われ、に含むと舌が痺れる様な軽い刺激的な味がしますが、サッパリしており、不愉快になる事はありません。
また、焚く至上最高な芳香を放つと言われています。
質感が非常に柔らかく外見金色細い繊維が無数に付着している様に見えます。


そして、最大の特徴は「表面が白っぽく、細い金色の繊維の様な線が多い」になります。
その見た目の原因は樹脂が少ない訳ではなく、”樹脂が細かく、尚且つ密接に集まっている”のからのです。
*(つまり、細い金色の繊維状の様な物は、細微で密接に繋がっている”樹脂”です)


また、その細かな繊維は正常な物は肉眼で見分けるのは難しいが、約20倍の拡大鏡で見ると、金色の細い樹脂線が緊密に繋がっているのが見れます。
希少価値が一番高いとされ、そんため、マニアやお香業者の間で非常に高価な値段で取引されています。





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2.「青奇南(または:緑奇南)」:一定の形はしていないが、その中で「」の形をした物が一番独特で価値高い物とされ、「花奇南」とも呼ばれています。
そしてその「花奇南」の外見は褐色を混ざった様な鶯色(うぐいすいろ)で光沢があり、尚且つ一枚一枚の花弁の様な模様があります。
そして切り分けると、中身暗い緑色で花蕊(かずい)が結球した様な模様が見れます。


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質感は柔らかく、に含むと舌がピッリとする様な痺れと少し歯にベットリ付く様な食感をし、焚くと非常に香ばしい香りが漂います。
そしてその香り長く続きます


産出量は「白奇南」と同様非常に少ない値段高価、そしてある物は線の模様が付いていますが、これも同様に値段は高い。
また、サイコロ状の物もありますが、これは「花」と「線」模様のと比べるとやや質は低いです。






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3.「黄奇南」:黄色を帯びている暗い緑色で、柔らかい
に含むと舌は痺れ焚くと香ばしい香りを漂いますが、その時間長く続かない
品質としては「白奇南」と「青奇南」より






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4.「黒奇南」:黒く質感固くに含むと舌は痺れ焚くと芳香が漂いますが、長く続きません
品質値段は様々ですが、多くの場合は余り高価ではない



そして品質としては「白奇南」>>「青奇南」>>「黄奇南」>>「黒奇南」となります。







これらの他に甘い感じの香りをする「紫奇南(あるいは:蜜奇南)」や「红奇南」などがありますが、実ははっきりとした定格な基準はありません。
そもそも人間の感覚は人それぞれ違い、そして「」や「質感」というのは元々明確に数値化した基準が無い物です。



例えば「白っぽい」といっても、どれくらいの白さだと「白っぽい」と言えるのだ?
また、「柔らかい」といっても、どれくらいの柔らかさだと「柔らかい」と言えるのでしょう?



そして香り時間の長さも同様です。



どれくらいの時間に香りを放てば「香りを放つ時間は長い」と言えるのか?
そしてその間にどれくらいの「濃い」香りを漂えばいいのか?
嗅覚”の敏感な人は香りは「濃く、時間は長く続く」と感じますが、敏感では無い人は「薄く、時間は短く」感じますね。
ここでもによってその基準が違ってきます。



その為、香木を購入する際は一方的に業者や売人の売り言葉を信じるより、「自分の感覚」を信じる方が大切です。
例え誰が何を言おうとも、貴方が「質感良い香り心地い」と感じるのであれば、それは貴方にとって良い沈香となります。


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2015-05-04

沈香の分類法「六国五味(りっこくごみ)」


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日本では昔から「」を楽しむ文化が存在しており、そして時代によって様々な楽しみ方がありますね。
平安時代では「練香」という様々な香料を自分好みで混ざり合わせ、自分を表す「オリジナル」な香りを作り出す事は、貴族間では当り前な”教養”であり”嗜み”となっています。


しかし室町時代になりますと「武士文化」が台頭し、さらに「禅宗文化」が広まった事によって、濃艶で華やかなイメージとした「練香」ではなく、素朴で尚且つ清廉という精神性が尊重される事によって、「香木」そのものを重視する様になり、さらに香木の香りをより繊細に鑑賞出来る「聞香」が確立しました。


その後、多くの沈香をより確立に分類する為に、第八代目将軍「足利義政」が「志野宗信(通称:三郎左衛門)」に「佐々木道誉」が集めた170余種の沈香を分類する様に命じ、そして誕生したのが「六国五味(りっこくごみ)」という分類法です。


この「六国五味」という分類法は現代でも香道基礎となっており、使い続けられています。






「六国」とは?



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六国」とは、沈香が舶載される産地や港の名前であります。
沈香木は生産地の違いによって品質もそれぞれなので、沈香を生産した「」によって品質の分類をする事になり、その為「六国」と呼ばれています。
*(ただし伽羅だけが産地・国の名前では無い)

そしてその「六国」とは以下の5国伽羅は産地・国では無い)になります。


1.伽羅:産出量が少なく、香りは他の種類よりも苦みはあるが上品で芳香、沈香の最高級品となります。

2.羅国(らこく):苦みはあるがその香りは白檀に似ています。

3.直南蛮(まなばん):他の種類と比べると産出量が多く、香りは甘みが中心です。

4.真那賀(まなか):軽やかのある香りで、他の種類と比べると多少クセがある。

5.佐曽羅(さそら):冷ややかで酸味のある香りで、軽い印象を与えます。

6.寸聞多羅(すもたら):香りは伽羅に似ているが、品質は伽羅より劣る



「五味」とは?


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五味」とは「すっぱい)」、「あまい)」、「にがい)」、「からい)」、「しょっぱい)」という5つの味です。


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