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2015-04-15

薬種・香原料「安息香(あんそくこう)」


「安息香(あんそくこう)」



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ツツジ目エゴノキ科エゴノキ属の(アンソクコウノキ)、またはその他同属の植物が採出した「樹脂」であります。
最初の分泌液は乳白色ですが、空気に接続するとしだいに赤褐色の塊になり、その塊を砕くと、白い不透明、あるいは薄い赤褐色の中身が表れます。
透明度が高い程、上質とされています。

主要成分は「安息香酸」であり、その他に産地によって「エステル」や「肉桂酸」が含まれております。
安息香」という名前の由来はいくつもの説がありますが、大まがいに以下の様な物があります。

1.漢名が「安息」の(パルティア)の香りと似ているので、「安息香」という名前が付きました。

2.中国の「明」の時代に書かれた「本草綱目」に諸邪を”安息”する効果がある事から「安息香」という名が付けられたという記載がある。

3.呼吸器の粘膜を刺激して「」を排出し、息を安らかにする効果が有る事から「安息香」という名が付きました。


「分布・起源」

「安息香」の主の産地はベトナム、ラオス、タイ、マレー半島、スマトラ、ジャワなどの熱帯地域の高原地方を中心とした「インドシナ半島」と「インドネシアスマトラ島」であります。

インドシナ半島」と「インドネシアスマトラ島」の生成している樹木が違うので産出した安息香もそれぞれ違い、前者は「シャム安息香 」、後者は「スマトラ安息香」と区別されております。
産出量は「スマトラ安息香」の方が多いですが、品質的には(バニリン)をより多く含めている「シャム安息香 」の方がです。
また、「シャム安息香 」ではベトナム産、「スマトラ安息香」はスマトラ産が最良品とされております。


「用途」

香料として使用される他、含まれている安息香酸は「静菌作用」がありますので、数種類の香料を配合する時の「保香剤」、「安定剤」などに使われ、薬用では「去痰剤」や「腹痛・リューマチの鎮痛剤」、「解熱剤」など、さらに「慢性潰瘍の治療」にも使われております。


「香り」

シャム安息香 」と「スマトラ安息香」はそれぞれ含まれている成分が違うので、持っている香りも違います。
*(バニリン)がより多く含まれている方が香気が強く、香料としては上です。

シャム安息香 」:(安息香酸)と(エステル)が主成分で、(バニリン)は3%程度含まれています。

スマトラ安息香」:(ケイ皮酸)と(エステル)が主成分で、(バニリン)は1%程度しか含まれておりません。

全体的にはバニラのような甘い香りがしますが、(バニリン)がより多り含んているシャム安息香の方が甘美な香りが強いです。


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