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2015-05-06

かつて全中国に流行った持ち運べるボール型香炉ー「香球」


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遥か昔中国では様々な香文化が存在しており、()の時代の後も香の文化は発展し続け、そして()の時代では多くの人は日常生活であらゆる「」を取り入れて楽しむ程、「香」の文化は最盛期の発展を遂げていました。



そしてその後(清の末)になると、様々な内乱外患によって「香」の文化は段々と消え去り、現代では以前ほど広く認知されてる事がなくなりました。
しかし、完全に消え去った訳ではありません。
実は遥か昔全中国流行る程、多くの人に馴染まれたある””があり、そしてその””は今でも多くの売店工芸品店で販売され、伝統の香りを楽しむという多くの人の人気を獲得しています。



その””とは持ち運べるボール型香炉「香球」であります。





「香球」とは?



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ボールの形をしており、気軽に持ち運べるアクセサリーの様な香炉です。
球香炉」、「薰香球」なども呼ばれ、中身はお香を焚ける小さなお碗(香炉)があり、そしてどんなに転がしても、どんな角度になっても中のお碗(香炉)は水平に保ち、倒れる事はありません。


)や()、()の時代に中国各地で流行り、広く人気を獲得しておりました。
また、()の葛供という人の「西京雑記」の記載によりますと、()の時代には既にこの「香球」が発明され、そして発明したのは「房風」という職人の様です。



ただ一番最初は持ち運び用ではなく、寝室寝床香りを付ける事が出来、尚且つ転がってもお香が零れない様な香炉を作り出す為に発明されました。
いわゆう布団の中に入れて使う「臥褥香炉(がじょくこうろ)」(または:被中香炉)という香炉でした。



しかしその後、軽くて持ち運び易い上にどんなに転がしても中身のお香が零れない事から、段々とアクセサリーの様に腰元に吊るしたり、さらに髪に付けた小さいカツラに香球を入れて香りを楽しむ人が増える様になりました。



この様に、今では球形香炉となると「腰元に吊す事が出来る」物と「臥褥(閨房)」で使用する物の2種類に分けられており、値段が優しい物からなどで作られた高価な物まで、多く中国の売店や工芸品店で販売されています。


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